claude-code·公開 2026.06.01·閲覧 1
Claudeがすぐ忘れる? /memoryとCLAUDE.mdで一度書けば永久に記憶
Claude Codeの/memoryとCLAUDE.mdは、一度書いておけば毎回の会話で自動的に記憶する規則ファイルです。よくある落とし穴、規則の入れ方、実例まで整理しました。
Claudeに「韓国語で答えて」「敬語を使って」「うちはnpmじゃなくてpnpmを使う」と毎回言ったことはありませんか。新しい会話を開くとまた忘れます。AIは会話ウィンドウを閉じると記憶がリセットされるからです。そのためにあるのがCLAUDE.md、そしてそれを扱う/memoryです。二度説明することになる言葉は、ここに一行書いておけばいいのです。
なぜ新しい会話では忘れるのか
AIは一つの会話の中でだけ文脈を記憶します。会話ウィンドウを閉じて新しく開くと(または/clearで空にすると)、それまで言ったことは消えます。だから毎回「韓国語で答えて」を入力し直すことになるのです。
これを解決するのがCLAUDE.mdというファイルです。Claudeに渡す「新入社員の業務マニュアル」のようなものです。ここに書かれた内容は毎回の会話の開始時に自動的に読み込まれます。一度書いておけば、新しい会話でも、明日開いた会話でもそのまま守られます。
/memoryはこのマニュアルファイルを扱うコマンドです。
CLAUDE.mdがなければ? 初めて作る方法
まだCLAUDE.mdファイルがなくても心配いりません。自分で空のファイルを作る必要はなく、Claudeにこう言えばいいのです。
CLAUDE.md を作って
または、プロジェクトフォルダで/initを入力するとClaudeがコードベースを調べて基本のCLAUDE.mdを勝手に作ってくれます。いったんファイルができたら、下の方法で規則を埋めていけばいいのです。
★ よくある落とし穴 — /memoryは引数を受け取りません
ここで初心者が一番混乱するところを先に押さえておきましょう。
/memory 敬語で
このように/memoryの後ろに規則をつけて書いても何も起きません。/memoryは規則を保存するコマンドではなく、「規則ファイルを開いてくれるボタン」にすぎません。後ろに何をつけても、ただファイル一覧を開いてエディタで表示するだけです。
では規則はどうやって入れるのか。二つの方法があります。すぐ次で見ます。
規則を入れる2つの方法(難易度別)
基礎 — ただ会話で言う
これから回答は常に敬語にして
このように普段どおり言葉で頼めば、Claudeが勝手にメモリに保存します。一番簡単な方法です。
基礎 — ファイル一覧を開く
/memory
/memoryを入力すると次の順で進みます。
- 画面に今適用中の規則ファイル一覧が出ます(個人用、プロジェクト用など)。
- 方向キーで編集するファイルを選んでエンターを押します。
- そのファイルがデフォルトのエディタで開きます。
- そこに規則を書いて保存すると、次の会話から適用されます。
応用 — CLAUDE.mdにピンポイントで書く
「コミット前にnpm test実行」という規則をCLAUDE.mdに追加して
チームと共有する規則ファイルに直接記録するよう指示できます。
発展 — 規則を範囲別に分ける
/memory → .claude/rules/testing.md にテスト規則だけ分離
規則が増えてきたらテーマ・ファイル別に分けて管理すると整理されます。
実例
テストなしでコミットが上がるのが繰り返されたので、CLAUDE.mdにこの一行を書いておきました。
コミットする前には常にnpm testを先に実行する
その後は新しいセッションを開いても、Claudeがコミット作業をするたびに勝手にテストを先に回しました。毎回「テスト先に!」と小言を言う必要がなくなったわけです。一度書いた一行が、後々ずっと仕事を減らしてくれたことになります。
もっとこう使えます
- 場所を分けて使う: 個人の好みの規則は
~/.claude/CLAUDE.md(自分のPC全体、WindowsはC:\Users\ユーザー名\.claude\CLAUDE.md)、チーム共有の規則はプロジェクトルートの./CLAUDE.mdに置きます。前者は自分だけ、後者はチームメンバー全員が一緒に読みます。場所を混同すると「自分の規則だと思ったらチームに共有されていた」といった事故が起きるので区別しておきましょう。 - ミス防止ノートに育てる: Claudeが同じミスを二度したら「さっきのミスをCLAUDE.mdに書いて」と指示しましょう。CLAUDE.mdがプロジェクトの「生きたミス防止ノート」としてだんだん賢くなります。
- 規則が増えたら分離:
.claude/rules/にtesting.md、style.mdのようにテーマ別に分けると管理が楽になります。 - 必ず守るべき規則はフックで: CLAUDE.mdは「強制」ではなく「案内」です。守られないこともあります。必ず実行されるべき規則は
/hooks(フック — 特定の時点でコマンドを自動実行する機能)で掛けるのが確実です。
ヒント: 規則は短く具体的なほどよく守られます。CLAUDE.mdは200行以下に短く保つほうが的中率が高いです。
他の人はこう使っています(ウェブ事例)
- Claudeがミスをしたらその修正をCLAUDE.mdに書かせ、コードベースの特異点を収めた「生きた記録」に育てる。— Writing a good CLAUDE.md (HumanLayer)
- CLAUDE.mdは「何を・なぜ・どうやって」を短く書き、200行以下に保つほうが的中率が高い。— CLAUDE.md Best Practices (UX Planet)
- 「メモリ」と「コンテキスト」を一緒に管理してClaude Codeを200%使い倒す方法。— Claude Codeを200%使い倒す (gpters)
さらに知る: すでに
AGENTS.mdを使っているなら、@AGENTS.mdimportで同じ規則を一緒に読み込ませることもできます(必要なときだけ)。
自分でやってみる
今すぐやってみてください。まずこう言います。
これから韓国語の敬語で答えて
その次に/clearで新しい会話を開いても敬語が維持されるか確認してみてください。記憶が保存されたことを直接感じられます。
まとめ
肝心なのは一文です。二度説明する言葉はCLAUDE.mdに書け。AIが会話ごとに忘れるのはバグではなくもともとそういうもので、CLAUDE.mdはその限界を超える第一歩です。落とし穴を一つだけ覚えてください — /memoryは規則をつけて書くコマンドではなく、ファイルを開くボタンにすぎません。規則は会話で言うか、ファイルを開いて自分で書きます。
基準: Claude Code v2.1.154 (2026.05)
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